お金がなくても食事をする方法【教えて! ママ・アミア!】

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日本に住んでいるすべての外国人に贈る! 頑張っているあなたに、ママ・アミアのあったかくて、ときに厳しい、日本で生き抜くためのサバイバルコラム。メンタルのケアから、ゴミの出し方まで!? 寂しくなったらいつでもここに帰ってきてね!(もちろん日本人だって大歓迎!)

今回はお金がなくても食事をする方法についてのお話です。

お金がなくても食事をする方法

何もかもがうまくいく日もあれば、何もかもがうまくいかない日もある。これは歳をとればとるほど、当たり前になるの。生きていればそんなものよ。
でも、「うまくいかない日」が「お金のない日」に重なると、けっこう辛いのよね。とくに東京だと、物価が高いからよけいに辛い。これって、よ〜くわかるわ。

大丈夫。解決方法を教えてあげる。

1食300円くらいで食事ができるところがあるの。答えは「ローソンストア100」

「ローソンストア100」っていうのは、100円ショップのローソンバージョン。ローソンっていうのはコンビニエンスストアね。
にんじんもポテトも、バナナも牛乳も豆腐もパンもあるの。からし、海苔、文房具もあるし(これは食べちゃダメ)、欲しければお酒も売ってるの。お酒は100円以上するものもあるので、ここは注意。

たとえば、自炊する人には、にんじん1袋、サラダ1袋、ライス、りんご、お茶1リットルで500円。これでけっこうな料理になると思うよ。とくに、にんじんは1袋をいっぺんに食べきれないだろうから、翌日のおやつやランチにもなるわよね。お茶も、ライスも。
もしあなたが自炊をしなくても、おにぎり、バナナ、ヨーグルト、トマト、ほうれん草もあるから、安くてヘルシーな食事ができるわよ。

1日3食を500円でとなると、それなりに厳しくるなることもあるわよね。でも工夫する手段のひとつなのは事実。ローソンストア100は、ネットで検索すれば、けっこうな数が見つかるからオススメ。

ローソンストア100の商品写真

ローソンストア100 公式サイト

ローソンストア100は、わたしがボランティア活動で、本当にお金がなかったときに発見して助けられたところ。ボランティアに集中していたときには、貯金も底をついちゃって、仲間たちの好意で食事をさせてもらっていたこともあったの。
でも、朝から友だちを起こして「どこかで何かを食べさせてくれる?」なんて、恥ずかしくて言えなかった。そんなときに、どこかで安く買えないかを必死に探して、ローソンストア100に出会ったの。

おかげで、ローソンストア100を見つけてから、朝食を食べられないっていう日がなくなったわ。朝に、ベーコン、チーズ、サラダ、フルーツ、牛乳などでしっかりと栄養のバランスがとれたものを食べられたときは、どれだけ嬉しかったか。
今思うと、ひもじいのは、恥ずかしいことじゃなかった。だって、東京での生活って大変よ。食べ物がすごく高い。なんてったって、ここはマンゴーを30万円で売る国だもの!

若いうちにちゃんと食べておかないと、歳を取ってから体がついていかない。今のあなたには、ヘルシーな食事がどれだけ重要かわからないかもしれないけど、これからは気をつけてほしい。50歳みたいな年寄り(ほんとは決して年寄りじゃないんだけど)になってから後悔するのは、もったいないしね。今ちゃんと食べれば、一生健康を保てると思いたいわね。

ちゃんと考えて、ちゃんと食べて、今の体と将来のことも考えてね。ね。はい。しっかりする。

ママ・アミア(MAMA AMIA)

料理人・タレント。日本育ちのアメリカ人。18歳で渡米、通訳やコンサルティング業に従事する。2011年、東日本大震災を受けて退職し、陸前高田市にてボランティアを開始。7年にわたり数々のメディアを通して世界に被災地の情報発信を続ける。2014年には岩手県知事から表彰、2018年には在サンフランシスコ日本総領事館から総領事表彰を授与された。
別名「Pie Queen」。ハードなボランティア活動で心が疲弊していたある日、故郷の食べ物——バターと砂糖が焼けるパイの香りに癒やされることに気づき、パイの販売を始める。2019年より「ママ・アミア」の名で活動開始。日本在住外国人のママとして元気を発信中。相撲が大好き。
所属事務所Profile

Food consultant/Talent. American born and raised in Japan. Returned to the US at age 18 for university, and continued on as an interpreter and US-Japan consultant. Came back to Japan in 2011 to volunteer in the aftermath of the Tohoku disaster and stayed on in Rikuzentakata (Iwate Prefecture) for seven years. Raised funds, liaised with major international media outlets for coverage of the city and region. One of the primary sources of information on the disaster region for foreigners. Recognized and awared by the Governor of Iwate in 2014 and the Consul General of the Japanese Consulate of San Francisco in 2018 for the work and dedication to promoting awareness. Also known as the PieQueen. Found the scent of baked goods was both food for the soul as well as emotionally therapeutic, she began a business selling American-style pies. Working as Mama Amia as of 2019 promoting cooking and baking using traditional Japanese ingredients and offering advice to foreigners in Japan as "your mother in Tokyo". Big fan of sumo.