外国人にお節介なお隣さん? さぁ、どうする?【教えて! ママ・アミア!】

ママ・アミアSurvivingJapan LIFESTYLE

日本に住んでいるすべての外国人に贈る! 頑張っているあなたに、ママ・アミアのあったかくて、ときに厳しい、日本で生き抜くためのサバイバルコラム。メンタルのケアから、ゴミの出し方まで!? 寂しくなったらいつでもここに帰ってきてね!(もちろん日本人だって大歓迎!)
今回は外国人に優しくないお隣さんをどうするかがテーマです!

いちいち難癖つけてくる隣人!

もう本当にいい加減にしてもらいたい。私のお隣さん、また怒鳴り込んできてお手上げ。これで5回目。これで終わり。もういい。本当にもういい。

いるのよ。前までなんらかのパワーを持っていて、それが定年退職してからなくなったからって、少しでも権力を示そうと振る舞う人。たとえば、マンションの理事なのでちょっといばってかっこつける人。それが私のお隣さん。

この間はエアコンの修理にきた人の道具が廊下にあったのがいやだったようで、「俺はこの作業を辞めさせることもできるんだぞ」だって。作業を止めさせる? どうして? 道具なんて片付ければすむでしょう! 前にも修理の人が来ていたとき、ピンポンして「逮捕だ」と。逮捕? 誰を逮捕するの? 私? 修理の人? 誰が逮捕するの? あんた? それとも警察呼ぶの? なんで?

Obnoxious Neighbors: You might not win

ほかにも、リサイクルとかゴミとか、外国人が出したものにケチつける人。午後9時半に窓が開いたまま友達と笑っていたので「うるさい」と警察を呼んだ人。警察6人来たって。6人だよ。そして、例のお隣さん、私が退院した日に、歩くのが大変なのに「状態が見たいから出てこい」だって。なに考えてんの、あんた。疲れるわ。
でも、いるんだ、こういう人。なら、どうしたらいいのか。

1.管理人さんにはっきり伝える

1つめ。このあいだ、マンションの管理人に連絡して「こんなことがありました」と報告して「このような言い方をされるのはいやです」とはっきりと言ったの。これって自分を守るためにもいいこと。管理人さんと仲良くして。

2.無視する

2つめ。もういい。このおじさんのことは無視する。挨拶はするかもしれないし、しないかもしれない。いくらお隣さんでも、そんなに頻繁には会わないし、ばったり会って話かけられても、そんなに乗らない。嫌われるかどうかは、もう気にしない。

3.反論する

もうひとつ。口答えする。こっちも怒る。だけど、これって「やっぱり外人は……」と思われるので、私だったら避けるわね。でも、どうしてもっていうときには、反発する覚悟はしておいてもいいかも。

何があっても優しく対応するか、それともズバリ言うか。優しくしてもうまくいくとは限らないし、口答えすると結構まずくなるかもしれないし。どちらが正しいかは私には言えないけれど、自分で冷静に判断して決めるのが必要かもね。

外国人は好かれることもあれば嫌われることもある

Obnoxious Neighbors: You might not win

日本に住む外国人にはメリットがたくさんある反面、辛いことも結構ある。これって事実。外国人だから本当に嫌がられることもあるし、友達になりたいっていう人もいてくれる。人それぞれね。できるだけ丁寧に優しく。それがうまくいかなければ、何がなんでも自分を守る。

プラス面もあればマイナス面もある。プラスを思う存分味わって、マイナスにも正面から向き合って対応する。これがライフ・イン・ジャパン。

ママ・アミア(MAMA AMIA)

料理人・タレント。日本育ちのアメリカ人。18歳で渡米、通訳やコンサルティング業に従事する。2011年、東日本大震災を受けて退職し、陸前高田市にてボランティアを開始。7年にわたり数々のメディアを通して世界に被災地の情報発信を続ける。2014年には岩手県知事から表彰、2018年には在サンフランシスコ日本総領事館から総領事表彰を授与された。
別名「Pie Queen」。ハードなボランティア活動で心が疲弊していたある日、故郷の食べ物——バターと砂糖が焼けるパイの香りに癒やされることに気づき、パイの販売を始める。2019年より「ママ・アミア」の名で活動開始。日本在住外国人のママとして元気を発信中。相撲が大好き。
所属事務所Profile

Food consultant/Talent. American born and raised in Japan. Returned to the US at age 18 for university, and continued on as an interpreter and US-Japan consultant. Came back to Japan in 2011 to volunteer in the aftermath of the Tohoku disaster and stayed on in Rikuzentakata (Iwate Prefecture) for seven years. Raised funds, liaised with major international media outlets for coverage of the city and region. One of the primary sources of information on the disaster region for foreigners. Recognized and awared by the Governor of Iwate in 2014 and the Consul General of the Japanese Consulate of San Francisco in 2018 for the work and dedication to promoting awareness. Also known as the PieQueen. Found the scent of baked goods was both food for the soul as well as emotionally therapeutic, she began a business selling American-style pies. Working as Mama Amia as of 2019 promoting cooking and baking using traditional Japanese ingredients and offering advice to foreigners in Japan as "your mother in Tokyo". Big fan of sumo.