事務所はどうやって選ぶ? 芸能事務所とモデル事務所の違いとは?

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事務所はどうやって選ぶ? 芸能事務所とモデル事務所の違いとは?

株式会社フリー・ウエイブ代表・高橋睦実の、モデルとして成功するための「モデルバイブル」。
前回は、「なぜプロのモデルは事務所に入るのか? 事務所の役割でわかるメリット2点」をお伝えしました。

「事務所に入ったほうが有利なのはわかった。じゃあ、どういう事務所に入ればいいの?」

今回はそんな方に向けて、事務所の種類と、選び方をお伝えします。

自分が目指す方向や、状況で、選ぶべき事務所は異なります。
どういったことを考えて選択すればいいのか、ぜひ参考にしてください。

事務所はどうやって選ぶ? 芸能事務所とモデル事務所の違いとは?

芸能事務所とモデル事務所の違い

みなさんは「事務所」と聞いて、どんなイメージを持っているでしょうか?
おそらく多くの人が、大手の有名芸能事務所を想像するのではないかと思います。

芸能人やモデルが所属する事務所には、大きくわけて2つの系統があります。

①芸能事務所(TV番組)

タレント、俳優、芸人、文化人など、バラエティやドラマといったTV番組に出演する芸能人の事務所。
主な仕事のパートナーは、TV局や、TV局関連の制作会社など。

②モデル事務所(ショー・雑誌・広告)

ファッションショーや、ファッション雑誌、広告を飾るモデルの事務所。
主な仕事のパートナーは、ファッションブランドや、出版社、広告代理店など。

この2つで大きく違うのは、仕事のパートナー、つまり取引先です。
これにより、露出するメディアが変わってきます。

もちろん、この区分が絶対ではありません。
タレントやお笑い芸人がファッションブランドのモデルに抜擢されたり、モデルで有名になった人が、バラエティ番組に出ることはよくあることです。
作家や専門家などの文化人もそうですが、どの業界でも抽んでた人は、TVなどの芸能界でデビューする可能性があります。

また、大手芸能事務所などは、芸能人とモデルを一緒にマネジメントをしていたり、別部門や子会社で、総合的にマネジメントをしていることもあります。

ワンポイント高橋
このように、2つの系統があるとはいえ、しっかりとした線引きは難しいところです。
あくまで大まかな区分として捉えてください。

 

モデルかタレントか? まずは自分がやりたいことを決める

「モデルかタレントか? まずは自分がやりたいことを決める」のイメージ

では、どんな規準で事務所を選べばいいのでしょうか。
それにはまず、自分が何を目指しているのかをきちんと知り、決める必要があります。

A.タレントや俳優になりたい
B.ファッション雑誌やショー、広告に出るモデルになりたい
C.TVにも出るようなマルチタレント的なモデルになりたい

もしも、あなたがAのように、タレントや俳優を目指すなら、芸能事務所がいいでしょう。
BCのモデルであれば、やはりモデル事務所です。

しかし、モデルはモデルでも、どんなモデルになりたいかによって、選ぶさらに事務所は変わります。

この「モデルバイブル」を読んでいる方の多くは、モデルになりたい方だと思います。
ここで、ちょっとだけ想像してみてください。
あなたは、どんなモデルの仕事をしたいでしょうか?

Bのように、ファッション雑誌に出るモデル、広告を飾るモデル、国内のショーに出るモデル、はたまたパリコレなどの世界のショーでランウェイを歩くモデル。
それとも、Cのように、TV番組などにも出る、マルチに活躍するタレント的なモデルでしょうか。

前者(B)であれは、やはりモデル事務所が適切です。
後者(C)であれば、芸能人部門と一緒にモデル部門を扱っているような、大手の芸能事務所などがいいでしょう。

 

大手の芸能事務所に入れば安心か?

話は逸れますが、大きな芸能事務所に入ると、知名度が上がって仕事が来るかといえば、そうとは限りません。
人数が多いことで新人が埋もれてしまって、マネジメントの手が回らないこともあります。

新人でも、ものすごく才能があればチャンスがあるかもしれませんが、野心を燃やしている人は多いうえに、才能を持っている人もたくさんいます。
もちろん自信があれば挑戦のしがいはありますが、その中で仕事を貰えるようになるには、厳しい道が待っています。

そのため、ライバルの少ない、小さな事務所で上を目指すという人もいます。

しかし、どんなところでも、事務所の力だけでの成功はありえません。
最後はやはり、「本人の実力 + 運 + 努力」になるでしょう。

 

多岐にわたるモデルの仕事と、モデル事務所の特色

「多岐にわたるモデルの仕事と、モデル事務所の特色」のイメージ

さて、モデル事務所の中でも、さらに得意分野が異なります。
事務所によっては、所属することそのものが難しい場合もあります。

以下に、主なモデルの仕事の種類と、事務所の特色をご紹介します。

ファッション系に強いモデル事務所

雑誌のスチール写真や、広告、ショーに出るモデルが所属する。
基本的には、身長の高さやスタイルの良さ、個性を求められる。
事務所に入るまでに、書類選考やオーディションの審査が厳しいことが多い。

広告系に強いモデル事務所

TVCMやポスター、Web動画、雑誌など、広告を中心に活躍するモデルが所属する。
動画も多いため、多少の演技力が求められることも。
身長は仕事によっては、さほど問われないことが多い。

他には、エキストラや、キッズモデル・シニアモデルなどのキャラクターモデル、「手タレ」などのパーツモデルが所属することもある。
これらは人数が必要な場合が多く、経験や技術レベルもさほど求められないため、初心者にも易しい。

このように、ひとえにモデルといっても、仕事の内容は様々です。複数のジャンルで活躍する人もたくさんいます。
また、かならずしも、事務所ごとに明確な境界線があるとはいえません。
専門事務所もありますが、「どれかといえば、この分野が強い」という事務所が多いのではないでしょうか。

他には、外国人専門のモデル事務所もあります。
弊社フリー・ウエイブは外国人モデル事務所ですが、「広告系」の仕事が多く、ハーフモデルや日本人モデルも所属しています。
広告関連の枠にこだわらず、TV番組や映画、舞台、イベント、NHKの語学番組に出演するなど、モデルたちは幅広く活躍しています。

ワンポイント高橋
なお、その事務所が何に強いのかは、
事務所のWebサイトで仕事の実績などを見て、判断するといいでしょう。

 

自分の目指す分野が得意な事務所に行こう

事務所選びをはじめる前に、まずは「自分が何をしたいのか?」。
これを明確にする必要があります。

モデル志望者の中には、なんとなく憧れている、とりあえずテレビに出たいなど、目標が定まっていない人が意外と多いのです。

事務所によって、強みになる仕事のジャンルや、メディアが違います。
事務所選びを間違えば、望んだ仕事にチャレンジできないこともあります。

まずは、焦らずにじっくりと、自分がどんな場所で活躍したいのかをイメージしてから、事務所を探しても遅くはありません。

また、スカウトをされた場合も、焦って決断を急がないほうがいいでしょう。
なかには、高額の登録料を要求されたり、アダルトビデオに関係する事務所だったり、偽の事務所だったりなど、トラブルもあります。

そういったことを踏まえて、次回は「安全な事務所の見極め方のポイント」をお伝えします。

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